【時間の整理・整頓を行ってください】経営コラム Vol.7

【時間の整理・整頓を行ってください】経営コラム Vol.7

ビジネスマンには、考える時間・考えたことを試す時間・必要な情報を集める時間が必要です。日常の凡時に支配されて、この大切な時間を持てなければ、ビジネス力が少しずつ落ちてきます。意識して、これらの大切な時間を確保してください。そのためにも、自分自身の生産性の向上に努めましょう。

人は、無駄なことをたくさん考え、たくさんしています。無駄を30%減らせば、その分生産性の向上になります。有益な時間に充当できます。

① 思考の無駄を省きましょう
≪考えても仕方ないこと、自分自身でコントロールできないことに思い悩まない≫

・過ぎ去った出来事を過度に喜んでも、悔やんでも無意味です。
いくら考えても過ぎ去った過去は変わりません。さっさと忘れて未来へ思考を移しましょう。

・同様に、未来を過度に心配することも無意味です。
備えを済ませて、さっさと現実に戻りましょう。

・外交問題に長時間考えを及ぼすのも無意味です。
これは、自分の仕事ではないからです。政治家と官僚に任せましょう。

≪自分のミッションに思考を集中させる≫

・自分自身が考えることで、その結果に影響が出ることを考えるようにしましょう。

・終わった営業提案の結果に気を病むのではなく、明日行う営業提案に集中しましょう。

※人は無駄な思考に、たくさんの時間を浪費しています。これを減らしましょう。

② 無駄な行動を控えましょう
≪仮説のない行動は、成果を伴いにくい≫

・下手な鉄砲も数を打てば当たる、とも言いますが、やはり狙って打った方が当たりやすいはずです。

・行動の前に仮説ありです。この行動は何のために行うのか?漠然とでも想定してから動きましょう。

・目的のない行動、成果を想定できない行動は極力減らしましょう。

≪多忙さに自己満足していてはならない≫

・どれだけ動いたのか?ではなく、どんな結果を出したのか?これがビジネスの成果です。
動くこと自体を成果とする仕事は、極力止めましょう。

≪多人数で動きたがらない≫

・訪問や来客対応は必要最小限の人数で対処しましょう。

≪不要な仕事を整理しましょう≫

・本来不要な仕事が紛れ込んでいます。
本質に立ち返って考えてみましょう。不要ならその仕事を止めましょう。

※人は無駄な行動に、たくさんの時間を浪費しています。これを減らしましょう。

③ 付き合う人を選びましょう
≪人とのお付き合いを整理する≫

・遊びやボランティアと、仕事を区別してお付き合いしてください。

・ビジネス縁のある人を選んでお付き合いしましょう。
ビジネスが成立する人とお付き合いしてください。これが縁です。

・双方に利がある人とお付き合いしてください。
一方だけの利だけではビジネスになりません。

・うまく行っている人を人脈に持ちましょう。

≪ビジネス上のお付き合いは、パートナー(候補)と顧客(候補)しかありません≫

・曖昧な立ち位置の人と、長期間付き合う利はありません。
(馬が合うなら友人としてお付き合いしてください。)

※人は無駄な人付き合いに、たくさんの時間を浪費しています。これを減らしましょう。

④ 先んじて手を打ちましょう
≪納期に追われないようにする≫

・重要なことは早めに対処してください。急ぎで重要な仕事の数を減らしてください。

・追われる仕事は、先んじる仕事の数倍手間が掛かります。時間の無駄です。

※人は仕事に追われることで、たくさんの時間を浪費しています。これを減らしましょう。

⑤ 仕事の精度をあげましょう
≪確実に一つ一つ仕上げる≫

・正確に一度で済ませましょう。

・中途半端な仕事のアフターフォロー程無駄な時間はありません。

※人は精度の悪いアウトプットを行うことで、たくさんの時間を浪費しています。これを減らしましょう。

【まとめ】
自分の大切な時間を無駄に浪費せず、なすべきことに使いましょう。
この機会に、時間の整理・整頓を行ってみてはいかがでしょうか。

※ 当該コンテンツは、当事務所が正会員として所属する一般社団法人銀行融資プランナー協会のコンテンツを配信しております。
(一般社団法人銀行融資プランナー協会 代表理事 田中英司)

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